The Wicked Symphony (2010)

①クサさ ★★☆☆☆

②高揚感 ★★★☆☆

③衝撃度 ★★★☆☆

④演奏力 ★★★★☆

⑤構成力 ★★★★☆

⑥ジャケ ★★★★★

⑦満足度 ★★★☆☆

Avantasiaの4thです。5thとの同時発売です。全体に前作よりもミドルテンポが増えたかな？という心象です。曲のクオリティはまちまちな気がしますが、全体を通して比較的飽きずに聞くことができると思います。

#1 The Wicked Symphony★★★☆☆

最初の1分半はイントロのSEとはいえ、9分超えの大曲を冒頭に持ってくるあたりは挑戦的です。曲調はちょっとNightwishに近い感じがします。サビのコーラスは壮大です。間奏は単調なといえばそうですが、ギターソロはかっこいいです。

#2 Wasteland★★★★☆

冒頭から期待を煽るスピードナンバーです。高揚感もあり、若干の臭さもあり、間奏のギターも無駄に弾きまくっているわけではなく、いい味を出していると思います。

#3 Scales Of Justice★★★☆☆

割と普通なHR/HMナンバーです。Avantasiaである必要性はあるのか？という話はありますね。3分半ごろからのヴォーカルはアツいですね。　

#4 Dying For An Angel★★☆☆☆

ミドルテンポのハードロックです。サビのコーラスが唯一オペラらしきところでしょうか。

#5 Blizzard On A Broken Mirror★★★★☆

いかにもクサいミドルナンバーです。Aメロから攻めてきていますが、サビは更にクサみが強いです。

#6 Runway Train★★★☆☆

静かで壮大なバラードですが、やはりくささはあまりないかな…と思っていると5分半頃から盛り上がってきてかなりの高揚感が得られます。中盤のクライマックスなのでしょう。

#7 Crestfallen★★★★☆

かなりゴリゴリしたイントロです。サビは独特のコード進行とメロディーで、ダークな印象のコーラスとシャウトの応酬という面白いものです。ギターソロはクサみがあり、かっこいいです。

#8 Forever Is A Long Time★★★★☆

6拍子のミドルナンバーです。Aメロからしてアツく、Bメロは歌謡曲的、サビはややクサい前向きな曲調でなかなか良いです。間奏は後半の伸びやかなパートのハモリが透き通っていて気持ちいいですね。

#9 Black Wings★★★☆☆

ヘヴィなスローナンバーです。このバンドにこの手の曲はなかったので新鮮ですね。間奏もダークな感じです。

#10 States Of Matter★★★★☆

マイナーでシリアスなAメロ、エモーショナルなBメロ、そして突き抜けるような明るくクサいサビ、という黄金パターンのアップテンポな曲です。いいですね。

#11The Edge★★★☆☆

エモーショナルなバラードナンバーです。ギターソロがクサクサな感じです。

ザ・ウィキッド・シンフォニー