The Mystery of Time (2013)
①クサさ ★★★☆☆
②高揚感 ★★★★☆
③衝撃度 ★★★★☆
④演奏力 ★★★★☆
⑤構成力 ★★★★★
⑥ジャケ ★★★★★
⑦満足度 ★★★★★
Avantasiaの6thです。前作Angel Of Babylonがやや煮えきらない作品だったのに対し、全体にまたレベルが高く、キラーチューンも複数ある名盤に仕上がっています。長尺曲も飽きさせずに聴かせてくれて、ものすごい安定感がありますね。
#1 Spectres★★★★☆
初っ端から劇的な曲です。短いですが曲調の展開が激しく、サビはクサいです。
#2 The Watchmaker's Dream★★★★☆
シャッフルビートの軽快なナンバーです。ベースもかなり激しく動いていて、間奏のハモンドオルガンの音も素敵。サビはやや哀愁がありつつ賑やかな感じで、聴いていて楽しい曲です。
#3 Black Orchid★★★☆☆
ダークでヘヴィな曲です。さすがの重厚なクオリティですが、あまりヘビロテしたいと思うタイプの曲じゃないかな。
#4 Where Clock Hands Freeze★★★★★
イントロからして、名盤のオープニングのような雰囲気。Aメロはマイナーで疾走し、Bメロでテンポを落としてから、サビはなんとも高揚感に満ち溢れた輝かしいフレーズです。名曲ですね。
#5 Sleepwalking★★★★☆
女性ヴォーカルとのハモリが劇的なバラードです。2番のディレイを使ったギターもまたいい味を出しています。
#6 Savior In The Clockwork★★★★★
10分を超える長尺曲です。いかにも壮大な曲が始まりそうなイントロダクションから現れるのは意外にもスピーディーなリフ。Aメロのメロディーからしていいですね。Bメロでは変拍子を使い、サビではコーラスとの掛け合いが豪華な感じを出していて、その上クサさがあるのでたまりません。
2回目のサビのあとは静かになったかと思いきやヘヴィに。歪んだギターがかっこいいです。女性ヴォーカルとの絡みのパートはまたまたクサいです。
長さをあまり感じさせず、これだけ高揚感を与える曲はなかなかないのではと思います。
#7 Invoke the Machine★★★★☆
キビキビしたギターリフがかっこいいです。
メタメタしたかっこよさのAメロ、ピアノの生きたBメロ、オペラチックなコーラスのサビ、となかなか豪勢です。ギターソロは完全にメタリックですね。
#8 What's Left Of Me★★★☆☆
ロックバラードです。クサさは普通かな。ギターソロは伸びやかでクサいですね。
#9 Dweller In a Dream★★★☆☆
非常に前向きなBメロから、勢いのあるサビに突入するHR/HMナンバーです。オペラっていうよりメタルですね。
#10 The Great Mystery★★★★☆
豪華なバラードで映画のクライマックスのような感動があります。一旦5分程度で終わったかと思いきや、ノリを上げて曲が再開します。6分半からはミュージカルのBGMのような音からNightwishのようなリフが始まり、また静かなパートに移ります。