Angel of Babylon (2010)
①クサさ ★☆☆☆☆
②高揚感 ★★☆☆☆
③衝撃度 ★★☆☆☆
④演奏力 ★★★☆☆
⑤構成力 ★★★☆☆
⑥ジャケ ★★★★★
⑦満足度 ★☆☆☆☆
Avantasiaの5thです。4thと同時発売だったようですが、Wikipediaを見るとこちらのほうが後の扱いのようですね。全体的にみると今までの作品よりもミドル〜スローテンポの曲が多いです。メロディーもやや凡庸で、高揚感も、これまでの作品にあった感動感もやや低めです。アルバムの構成は4thと対になっている印象ですね。
#1 Stargazers★★★☆☆
キャッチーなサビが印象的な曲ですが、全体的にはかなり長さを感じます。あくまでオペラとしての長い序曲なのですね。
#2 Angel Of Babylon★★★★☆
というわけで実質的なオープニングナンバーなのでしょう。キーボードのキラキラした音が印象的なリフがあり、その後もノリがいい曲調です。サビはややクサく、その後のコーラスワークがオペラ的です。間奏もキーボード主体です。ギターとのハモリは格別です。アウトロに出てくるギターはクサかっこいいです。
#3 Your Love Is Evil★★★★☆
解放感のあるサビが印象的なミドルナンバーです。他の部分は特徴薄ですが、それが却ってサビを引き立てている気がします。
#4 Death Is Just A Feeling★★★☆☆
スローテンポで、最初は劇の中のとあるシーンのような印象を受けますが、サビはかっこいいですね。Cメロも盛り上がります。
#5 Rat Race★★★☆☆
オペラという要素はほぼなく、HR/HM的な曲です。サビはスピード感があり気持ちいいです。ギターソロももっとスピード感を重視した感じにすればなお良かったのではないでしょうかね。
#6 Down In The Dark★★★☆☆
サビの大合唱がクライマックスを感じさせるミドルナンバーです。ただ、ポジティブな印象が強く、愁いやクサみはそんなにない印象です。
#7 Blowing Out The Flame★★☆☆☆
静かで壮大なバラードです。良い曲ですが、ありがちなコード進行を使っているだけに、メロディーにもっと凝りが欲しかったところです。ギターソロも「こうしておけばクサく感じるんでしょ?」という感じに聞こえてしまいます。
#8 Symphony Of Life★★☆☆☆
ダークな曲調のスローナンバーです。
女性ヴォーカルを使っているのもあってNightwishのような印象ですね。アルバム中に1曲くらいあってもいいかも。
#9 Alone I Remember★★☆☆☆
ハードロック的ナンバーです。サビだけは聴かせる優しい感じになりますが、その他はアメリカン?な印象。このプロジェクトにこうした音を期待している人はいるんでしょうかね?
#10 Promised Land★★★☆☆
久しぶりに来ました、スピードナンバーです。いかにもポジティブな印象のイントロから、マイナーのAメロに入り、Bメロでだんだん感情を高めていって、前向きなサビに突入します。ただ、オペラかというと謎。また、これまでの作品にあったようなミラクルのようなものはないかな。
#11 Journey To Arcadia★★★☆☆
アコギベースの静かなパートから壮大なコーラスパートへ繋がるバラードです。クサさなどは少ないですが、実に壮大で劇的。こういう音が好きな人には終わりよければすべて良しでしょう。
- アーティスト: トビアス・サメッツ・アヴァンタジア
- 出版社/メーカー: マーキー・インコーポレイティドビクター
- 発売日: 2010/03/31
- メディア: CD
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