Phoenix (2017)
①クサさ ★★★★☆
②高揚感 ★★☆☆☆
③衝撃度 ★★★★☆
④演奏力 ★★★★☆
⑤構成力 ★★★☆☆
⑥ジャケ ★★★★★
⑦満足度 ★★★★☆
Nocturnal Ritesの10年振りの新作にして9thです。この間にメンバーチェンジがあったようで、前作のキャッチーながらメタルとしてはライトめだったテイストがヘヴィになっています。一方で楽曲の充実度・キャッチーさは前作並みなので、前作が気に入った人はもちろんそうでない人も聞いてみてはいかがでしょうか。
#1 A Heart as Black as Coal★★★★☆
初っ端からヘヴィなリフに驚かされます。しかし内容はしっかり期待に答える出来で、特にサビは非常にクサく、ガッツポーズな曲です。
#2 Before We Waste Away★★★★☆
またヘヴィなサウンドです。またまたメロディアスな曲で、サビの合唱部分はまたまたクサいです。最後のサビにはバックにギターもメロディーを奏で始め、更にクサさが増します。
#3 The Poisonous Seed★★★☆☆
ヘヴィでダークな曲です。サビはツーバスドコドコ、メロディーの抑揚はありませんが、曲調には合っているかな。ギターソロもエモーショナルで良いですね。
#4 Repent My Sins★★★★☆
6/8拍子のミドルナンバーです。サビで一気に雄大雰囲気になり、クサくなるのがたまりません。ギターソロも前半は伸びやかで美しく、後半は技術を見せつけてきます。ラストサビ前のエモーショナルなハイトーンは胸を強く打ちますね。
#5 What's Killng Me★★★☆☆
ヘヴィながらメロディーあすな曲です。特に間奏のギターソロの旋律が素晴らしいです。
#6 A Song For You★★★☆☆
キャッチーながらやはりヘヴィな曲です。オープニングはスリリングですが、サビなどはむしろ哀愁がある感じで、特にラストサビのギターメロディーがそれを増幅します。
#7 The Ghost Inside Me★★★☆☆
ツーバスドコドコのスピード感のあるナンバーです。感想はその傾向が顕著で、ギターの旋律がクサいです。一方でサビでは一気に静かになるのが意外性があって良いですね。
#8 Nothing Can Break Me★★☆☆☆
ヘヴィで、ややインダストリな雰囲気も含んだ曲です。ただメロディーが全体的にやや地味かな。
#9 Flames★★★☆☆
一転して笛の音がオーガニックな感じのスローナンバーです。哀愁漂う曲調が彼ららしく、静動が効果的に使い分けられています。
#10 Used To Be God★★☆☆☆
ボーナストラックです。メタメタしたリフがかっこよく、サビは憂いを含みながら雄大な景色を見るような雰囲気があります。なんか似たような感じの曲ないかな?という印象なのが難点かな。
#11 Welcome To The End★★★☆☆
かっこいいピュアメタルな曲です。テンポ感がよく、サビは抑揚は控えめながらコーラスワークもあり、盛り上がります。間奏のギターもかっこいいですね。
#12 Before I Go★★★☆☆
ボーナストラックです。ピアノに載せた悲愴感あふれるバラードです。エモーショナルなヴォーカルが曲の魅力を引き出しています。