Glory To The Brave (1997)
①クサさ ★★☆☆☆
②高揚感 ★★★☆☆
③衝撃度 ★★★★☆
④演奏力 ★★★★☆
⑤構成力 ★★★☆☆
⑥ジャケ ★★★★☆
⑦満足度 ★★★★☆
スウェーデンのパワーメタルバンド、Hammerfallの1stです。全体としてリフ・オリエンティッドなかっこいいメタル然としたメタル曲が多く、その上メロディーが印象に残りやすいので正統派メタル好きにもメロスピ好きにもウケるのではないでしょうか。捨て曲がほぼないのが魅力な半面、これといったキラーチューンに欠くのは今後の課題ですね。
#1 Glory To The Brave★★★☆☆
初っ端からしっとりとしたバラードで始まります。クリーンなヴォーカルが透き通っていて美しく、メロディーラインも印象的です。歪んだギターはあくまでメタルのそれで、メタルとしての魅力もあります。
#2 The Dragon Lies Bleeding★★★★☆
メロスパー歓喜のスピードナンバーです。勇壮感が強く、メロディーが覚えやすいのが良いですね。ギターソロも技術よりもクサさを重視した感じです。
#3 The Metal Age★★★☆☆
メタルメタルしたリフがかっこいいスピードナンバーです。メロディーの印象は全曲のほうが大きいですが、こちらも全体的にかっこよいです。
#4 Hammerfall★★★☆☆
またまた格好いいスピードナンバーです。Bメロのハモリが美しいですが、サビはやや地味ですが、勇壮感があり、悪くはないです。
#5 I Believe★★★☆☆
クリーントーンのギターアルペジオに載ったしっとりしたバラードです。サビのメロディーには悲壮感が漂い、歪んだギターサウンドが重なって感情を揺さぶります。ギターソロも伸びやかでクサクサです。
#6 Child Of The Damned★★★☆☆
リフがまたかっこいいスピードナンバーです。サビがやや弱いのが残念ですが、ギターソロはピロピロ速弾きが飛び出して全体的に爽快感があります。
#7 Steel Meets Steel★★☆☆☆
ストイックめなスピードナンバーです。サビのリズム感はいいですが、全体的にメロディーとしてと面白いところが少なめなのがちょっと残念かな。
#8 Stone Cold★★☆☆☆
冒頭のギター速弾きが強烈な、オーセンティックなメタル寄りのミドルナンバーです。正統派メタルとしてのカッコよさがあり、サビが覚えやすいのもあってライブで盛り上がりそうな曲です(実際ライブの歓声を取り入れたミックスになっていますし)。そのぶんメロディーラインはちょっと弱いですね。
#9 Unchained★★★☆☆
シリアスめなスピードナンバーです。いかにもメタルなスピード感に溢れたリフがかっこいいですね。サビはクサクはありませんが、ところどころ入るハモリが美しいですし、一聴して覚えやすいフレーズなのも評価高しですね。間奏ではベースソロも入り、テンポも変わって印象が変わります。