In Paradisum (2011)
①クサさ ★★★☆☆
②高揚感 ★★★★☆
③衝撃度 ★★★★☆
④演奏力 ★★★★☆
⑤構成力 ★★★★☆
⑥ジャケ ★★★★★
⑦満足度 ★★★★☆
元Storatovariusのティモ・トルキ、元Angraのアンドレ・マトスが中心となり、元Sonata Arcticaのミッコ・ハルキン、元Stratovariusのヤリ・カイヌライネン、元Helloweenのウリ・カッシュという豪華メンバー(脱退大好きなメンバー?)で構成された夢のスーパーバンドです。
作曲がいずれも大ティモの手によるものなのでストラトっぽい感は否めませんが、アンドレの素晴らしいハイトーンをうまく引き出していると思います。反面ドラムなんかはウリだったらもっと色々できるのではないかな、とか思ったりもしますが。
全体に捨て曲もなく、クサ曲、高揚感のあるスピードナンバーがうまく配置されていて個人的にはドストライクな作品です。
#1 Field Of Avalon★★★★★
非常に前向きなスピードナンバーです。コーラスの荘厳さ、そして何よりhiGまで聞けるアンドレのヴォーカルは素晴らしく、オープニングナンバーとしては大成功なのではないでしょうか。
#2 Come By The Hills★★★☆☆
すごくストラトっぽい曲です(そりゃそうか)。イントロからAメロの流れがそうだし、サビのリズムもHunting High And Lowみたいですよね。
#3 Santiago★★★★☆
爽やかなスピードナンバーです。サビの最後の部分がクサめでいい感じです。ギターソロのピロピロは間奏もアウトロもかっこいいですね。
#4 Alayna★★★☆☆
静かなバラードです。こういう曲もアンドレは上手く歌いますよね。エモーショナルな良曲だと思いますが、一番の聴きどころはクサクサのギターソロかな、と思います。
#5 Forevermore★★★★★
カッコいいギターリフから始まるスピードナンバーです。サビの突き抜けるようなアンドレのハイトーンは実に前向きで元気が出ます。クサみもあり、これだよこれ!というような曲です。
#6 Pilgrim Road★★★☆☆
Bメロがなんともクサい6拍子の曲です。なんとなく北欧民族音楽的な香りもするリフです。ギターソロがまたまたかっこいいです。
#7 In Paradisum★★★☆☆
タイトルナンバーにして、10分近い長尺曲です。曲全体の緩急は激しく、展開も複雑です。6分〜8分頃の伸びやかなアンドレの声が特に魅力的だと思いますね。
#8 Rhapsody In Black★★☆☆☆
本作の中では一番地味かも。ヘヴィでかっこいいところもあるんですけどね。
#9 I Walk In Neon★★★☆☆
いかにもストラトな雰囲気の曲です。サビのフレーズが実に優しく、ややクサいです。
#10 Don't Let Me Go★★★☆☆
静かなバラードです。アコギとピアノがバッキングを担当し、クラシカルで哀愁漂う曲調。サビには大胆に打ち込みドラムを採用しています。アルバムの締めくくりにはいいのではないでしょうか。
#11 I'll Find My Way Home★★★★☆
これまた静かなバラードなので、ぼーっとしてると曲が続いてるかと思ってしまいます。まぁこちらは生ドラムとチェンバロ風のキーボードなので違うといえば違うのですが。こちらのほうがサビは劇的で、クサさがややあります。ギターソロはもろにクサクサです。欲を言えば日本盤のボーナスにするならスピードナンバーにしてほしかったかな(笑)