Fireworks (1998)
①クサさ ★★☆☆☆
②高揚感 ★★☆☆☆
③衝撃度 ★★☆☆☆
④演奏力 ★★★★☆
⑤構成力 ★★★☆☆
⑥ジャケ ★★☆☆☆
⑦満足度 ★★★☆☆
ブラジルのメタルバンドAngraの3rdです。関係各所でいまいち良い評判を聞かない作品なのは、これまでの作品にあったような (1st のCarry OnやEvil Warning、2ndのNothing To Say やCarolina IV)キラーチューンに欠けるところでしょう。この作品の核は何かと言われたときに誰もが決めかねる感じと、メタルに回帰しようとした結果半端にANGRAらしさが損なわれたところが良くないのでしょうか。
ただ意外と聞き直してみると個々の楽曲のレベルは高く、平均的にはこれまでに引けを取らない作品となっていると思います。最初のあたりのキラーチューン・高揚感の不足と中盤のダレが良くないのかな。
#1★★★☆☆Wings Of Reality
この冒頭曲がこれまでのCarry OnやNothing To Sayより弱く、哀愁不足ですが、悪くないです。
#2★★☆☆☆Petrified Eyes
地味な曲ですが案外ヘビメタしているし、サビはややクサくていい感じです。
#3★★★☆☆Lisbon
独特の哀愁が漂う楽曲です。夕暮れの街並みが目に浮かびます。全体には淡々とした曲ですがアウトロのギターはクサくて素晴らしいです。
#4★★★★☆Metal Icarus
本作は原点回帰ヘビーメタルな作品とのことでしたが、その典型の曲でしょう。Time after time Burned your wings of sunのあたりがクサいです。
#8★★★☆☆Extreme Dream
ANGRAらしい要素は控えめなストレートなメタルナンバーです。サビがややクサくて良いです。
#9★★★★☆Gentle Change
秀逸な癒やしのナンバーです。アコギが響き渡り、間奏は民族音楽〜クラシカルなフレーズとANGRAらしさが響きます。
#10★★★☆☆Speed
ANGRAらしからぬ骨太なリフできかせるメタルチューンです。最後のアンドレ・マトスのシャウトとギターソロは圧巻で、純粋にかっこいいです。