Brainworms I (2008)
①クサさ ★★☆☆☆
②高揚感 ★★★☆☆
③衝撃度 ★★★★☆
④演奏力 ★★★★★
⑤構成力 ★★★★☆
⑥ジャケ ★★★☆☆
⑦満足度 ★★★☆☆
ANGRAの創設時からのメンバー、Rafael Bittencourtのソロプロジェクトです。ANGRA以上にプログレッシブさを強調した曲調になっています。Rebirth以降のキャッチーなナンバーにはだいたいEduが絡んでいたことを思うとまぁ納得かな。彼のヴォーカルについてはAurora Consurgensのボーナストラックで示されていたので安心でしたが、曲の方は正直微妙だったので今作も不安でしたけれども、キラーチューンは無いながら平均的にいい感じの曲を揃えてきています。
#1 Dedicate My Soul★★★☆☆
オープニングにふさわしい高揚感のある曲です。かなりテクニカルでスリリングな曲でありながら、ブラジルの民族的要素も感じられるのはさすがです。
#2 Holding Back the Fire★★★☆☆
サビがクサいです。全体には#1よりも直球目ながら感想はやはりプログレッシブな感じです。
#3 Torment of Fate★★★☆☆
大胆に打ち込みを取り入れた実験的な曲です。サビはわかりやすいかな。しかしリズムはわりと一辺倒ですね。
#4 The Dark Side of Love★★☆☆☆
ちょっと凝りすぎてわかりにくい曲かな。サビの印象よりギターソロのほうが明快です。
#5 Nightfly★★☆☆☆
ブラジル民族音楽を大胆に取り入れつつ、プログレッシブメタルを展開した曲です。そのぶんサビがどこなのかいまいちわからなくなっており、そこはマイナスかな。
#6 The Underworld★★★☆☆
カッコいい曲です。高揚感が高く、本作でも一番くらいのメタルナンバーではないでしょうか。
#7 Faded★★★★☆
静かながら不穏な感じもあるバラードです。メタルではないけれどいろいろな楽器を取り入れていていい感じです。最後の盛り上がりは涙腺を刺激しますね。
#8 Santa Teresa★★★☆☆
バイオリンの音が船着き場近くの酒場のような雰囲気です。全体には優しいバラードですがドラムのフィルインはテクニカルだったりします。
#9 Pastor★★☆☆☆
かなりヘヴィで悲愴感に溢れた曲です。特にドラムが激しくて聴きごたえがありますね。
#10 Comendo Melancia★★★☆☆
ブラジルの雰囲気をエッセンスに加えたインストです。複雑なリズムの中、ギターが動き回ります。プログレ度はかなり高いです。
#11 Primeiro Amor★★☆☆☆
アコギによるインストです。優しい曲ですね。
#12 Nacib Véio★★★☆☆
本作一番のスピードナンバーです。Bメロでは優しいバイオリンの音を入れたり間奏ではブラジリアンな雰囲気を取り入れたりして緩急をつけています。しかしかっこいい曲ですがサビが弱いんですよね、彼の曲って。