メタルもいろいろあるけれど

メタルを中心とする音楽に関して書くブログです。

Berserker (2017)

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①クサさ ★★★☆☆

②高揚感 ★★★☆☆

③衝撃度 ★★★★☆

④演奏力 ★★★☆☆

⑤構成力 ★☆☆☆☆

⑥ジャケ ★★★☆☆

⑦満足度 ★★★★☆

 

バトルビーストのアントン・カバネンを中心に結成されたフィンランドのパワーメタルバンド、Beast In Blackの1stです。オープニングからかなりかっ飛ばしており、#1,2は素晴らしいキラーチューンです。しかしその他の曲はやや一辺倒で、全体にはハードロック寄りのパワーメタルです。ギターソロと特にヤニス・パパドゥポロスのヴォーカルはおしなべて素晴らしいですが、一方打ち込みのシンセはややチープ感が否めません。もうちょっとベースとドラムも目立ってもいい気がしますね。ともあれ、実力はあるので今後にも期待 。

 

#1 Beast In Black★★★★☆

勇壮な6/8拍子のパワーメタルナンバーです。最高音hiF#という強烈なハイトーンで覚えやすいキャッチーなサビ、メロディアスで流れるようなギターソロからの展開など、スキがありません。最後のシャウトのハモリはhihiB出てますかね?すごいです。

 

#2 Blind And Frozen★★★★☆

初っ端からhiGのハイトーンシャウト、その後はソフトで女性的な声になり、サビでは前向きでシンガロングしたくなるようなHelloween風のキャッチーなサビになります。hihiAも飛び出すCメロからの間奏もカッコいいですね。

 

#3 Blood Of A Lion★★☆☆☆

勇壮なミドルナンバーです。曲全体しては捻り不足な気もしますが、ギターソロの速弾きはやはりかっこいいです。

 

#4 Born Again★★☆☆☆

ちょっとしっとりしたテイストも入ったミドルナンバーです。やや地味ですかね。

 

#5 Zodd The Immortal★★☆☆☆

スピードナンバーですが、#1や#2に見られるような高揚感はないかな。ギターソロは流れるようでまた格好いいですね。ちょっとデスヴォイスが入ってきます。

 

#6 The Fifth Angel★★★★☆

ちょっとリズムが単調ですが、間奏に入るところと間奏、サビのメロディーがいいですね。間奏前にはhihiB♭が飛び出します。

 

#7 Crazy, Mad, Insane★★☆☆☆

およそメタルには似つかわしくないようなエレポップ風味の打ち込みが満載の曲です。悪くはないですが、ちょっとキラーなフレーズに欠く印象。コード進行が前の曲とかぶるのもナン。

 

#8 Hell For All Eternity★☆☆☆☆

タイトルからもっとダークな曲かと思ったらわりと普通でしたね。バッキングの打ち込みとヴォーカルのメロディーがおなじなのが薄っぺらさのもとかな。

 

#9 Eternal Fire★★★☆☆

勇壮なミドルチューンです。しかしこのコード進行多くないか?という気はしますが。やはりこのチープなシンセの音はこのバンドの魅力をやや減じている気がするのですが。

 

#10 Go To Hell★☆☆☆☆

わりと普通のハードロックナンバーです。あえてなくても良かったかなぁ。やや単調で飽きるかな。ヴォーカルはすごいけど。

 

#11 End Of The World★★☆☆☆

力強いハードロック寄りの曲です。イントロがちょっと無駄に長いのがナン。曲自体もラストを飾るにはちょっと力不足かな…。

 

 

ビースト・イン・ブラック『バーサーカー』【CD(日本語解説書封入/歌詞対訳付)】

ビースト・イン・ブラック『バーサーカー』【CD(日本語解説書封入/歌詞対訳付)】

  • アーティスト: ビースト・イン・ブラック,アントン・カバネン,ヤニス・パパドプロス,カスペリ・ヘイッキネン,マテ・モルナール,サミ・ハンニネン
  • 出版社/メーカー: ワードレコーズ
  • 発売日: 2017/11/03
  • メディア: CD
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